プロミネンス
☆プロミネンス☆
プロミネンスは日本語で紅炎と呼ばれています。
プロミネンスとは、太陽の下層大気である彩層の一部が、磁力線に沿って、上層大気であるコロナの中に突出したものです。
皆既日食の際に、月に隠された太陽の縁から立ち昇る赤い炎のように見えることからプロミネンス・紅炎と名づけられたそうです。
プロミネンスが赤く見えるのは、彩層と同様に主にHα線を放射しているためです。
Hα線を選択的に通すフィルターを用いれば、通常時でも観測することができます。
太陽のプロミネンスはまさに神秘的なものです。
そして今年2009年の7月に皆既日食が日本などで見られるのですが、そのときプロミネンスが現実に生で見ることが出来ます。
日本で2009年日本で見えるところは、硫黄島、奄美島、トカラ列島、種子島南部、屋久島、喜界島などです。
まさに神秘のプロミネンスが日本で見ることが出来るのです。
ぜひ、生でプロミネンスを見たいものですね。
そして、光球上のプロミネンスをHα線で観測すると、光球よりも暗い線状に見えます。この場合には、暗条またはダークフィラメントと呼ばれています。
光球上にあるかないかでこのように見え方が違うのは、プロミネンスの背後に光源があるかないかの違いによるものです。
プロミネンスには、数ヶ月に渡って安定に存在する静穏型プロミネンスと、激しく形を変え主に黒点に伴って発生する活動型プロミネンスの2種類があります。
どちらかというと活動的な活動型プロミネンスのほうが知れ渡っています。
また、コロナの中に浮かんでいるプロミネンスをHαで観測していると1~2ヶ月ほど安定な姿を保っているかと思うと突然爆発的上昇を開始して見えなくなってしまうことがあります。
このプロミネンスの爆発的上昇に伴ってコロナの中を高速で伝わっていく球面波状の構造が観測されますが、これはコロナの物質放出と呼ばれる現象です。
このコロナの中のプロミネンスの活動現象の2~3日後には、地球にその衝撃波がやってきます。
その衝撃波がやってくると、地球に磁気嵐やオーロラを発生させることもあります。
プロミネンスがオーロラをおこしていたんですね。
神秘的なプロミネンスの活動を観測するために現在ではプロミネンスグラフやプロミネンスアイピースなどが開発されておりさらに詳しくプロミネンスが観測できるようになっています。
素晴らしいこのプロミネンス。
プロミネンスには、いろいろな形があります。
常に表れる形は変化していて、観測するものの眼をとらえてあきさせません。
2002年には超巨大プロミネンスが観測され人々を驚かせました。
今後もまた、皆既日食などにより、プロミネンスも見ることが出来ます。
どのようなプロミネンスが観測されるかまだわかりませんが、日本で実際に見ることが出来るのは今年なので、どんなプロミネンスが観測できるか楽しみです。